「IS12TってiPhoneよりいいですか? とか Androidよりいいですか? とか質問する質問クンは帰った帰った」
「そんな話は馬鹿馬鹿しくて付き合えないわけだね」
「付き合うも何もiPhone、Android使ってないから答えようが無いよ」
「ぎゃふん」
本題 §
「IS12Tはよくできているのだが、いくつか鬼門があった」
「たとえば?」
「Outlookだな。Word, Excel, PowerPointにOneNoteまであるのに、Outlookはない。メールの読み書きやカレンダーは別機能としてあるだけだ」
「大変そうだね」
「しかし、やってみてどこまでが問題でどこまでが問題でないのか悩み始めた」
「詳しく聞かせろよ」
連絡先とスケジュール §
「連絡先とスケジュールの同期はできた」
「できたのなら、それでいいじゃないか」
「そうでもない。Windows Live経由だからだ」
「えっ? 直接同期できないの?」
「そうだ。直接同期できないのだ」
「不便じゃん」
「一概にそうとも言えない」
「えっ?」
「まずは手順を示す」
「それでどうなるの?」
「Microsoft Office Outlook Hotmail Connectorというソフトで、OutlookとWindows Liveのカレンダーを操作できるようになる」
「ネット上のスケジュール表か」
「そして、IS12TというかWP7にはネット上のスケジュール表と同期する機能がデフォルトで含まれている」
「Liveに限らず、FacebookでもGoogleでもいいんだろ?」
「そうらしい。よく知らないけどな」
「それで?」
「Outlookで通常使うスケジュール表をネット上のスケジュール表に設定し直した」
「それって、追加したスケジュールがそのままネット上に保存されるということ?」
「そうだ。まあ非公開だけどな。ミスがあれば公開されてしまうリスクはある」
「なるほど」
「さてここで問題だ」
「なになに?」
「ネット上のスケジュール表は、アカウントが設定されていれば何もしなくてもIS12Tと同期される」
「うん」
「すると、悩ましいことになる」
- 従来: Outlookにスケジュール入力→USBケーブルをつなぐ→同期される
- 現在: Outlookにスケジュール入力→同期される
「えっ? 昔よりも手間が減ったじゃん」
「非公開のスケジュールが見えてしまう可能性は低いし、まして自分のが見られる可能性はもっと低い。しかも、どうせ個人のスケジュールなど公開されても大した問題にならない。そう思うなら、実は現在のやり方の方が手間が減っているんだよ」
「えーっ!」
「というわけで、メリットとデメリットがそれぞれあって、どちらがいいとも言い切れない。このやり方が悪いとも言い切れない」
「難しいね」
「そうだ。とっても悩ましいのだ」